haruru’s blog

海の宝のおはなし

音楽劇ダ・ポンテ 

音楽劇ダ・ポンテ プレビュー公演完走おめでとうございます\(^o^)/

海宝直人さんのオタクの感激記録

感激日 6/21マチネ・6/22マチネ・6/22ソワレ・6/23マチネ・6/25マチネ

ネタばれしてます

 

「この静かな夜に」

とにかくイケオジっぷりにオタクの心は跳ね上がりますよね素敵ー♡
歩き方も声も老人そのもの、歌もお爺さんとして発声したまま上手いのがすごい。
この老レンツォの癖が強すぎて観るたびにじわじわくる。
この曲は歌唱披露で「この演目のテーマ曲です」と聞き、その時は「ほーん」だったけど今ではこの曲がかかるとおーん(ToT)。REPで効いてくるんですよ。それぞれの歌詞が良いんです。
ここの幸せそうな夫婦の描写がラストの感動に繋がる。

「思い出してアンジョレッタ」
オタクの目はハートになりますよね。
「さあ手を取って」と差し出す手と顔が綺麗でもう魔法にかかる。
1度目は促されて手を取るアンジョレッタも2度目はすぐに手を取るのホントわかるよ。
ダポンテも2回目に手を差し出す時は「もう落ちたな」みたいな顔してて悪い男やな。
でも割と真面目に歌うしダポンテただの色男な感じ?と思ってたら

次々明かされる罪状がまあ酷くて笑、ごにょごにょ言い訳したりアンジョレッタに縋ったりめちゃめちゃ可愛い!ここの笑いで初日の(自分の)緊張が取れたし大好きなシーンの一つ。

若い女も年増の女も」と完璧な滑舌でまくしたてるの最高。
「なにもしていなーーーーーーーー」と最後まで言わせてもらえず消えてくとこが好き。

「始めよう、本当の人生を」
自分が知る中で一番天真爛漫なモーツァルトの自己紹介ソング。「アテ」も「コネ」もないのが「自由だ」と歌う明るさ純粋さにダポンテとの境遇の違いを感じたりもする。くるくるの髪可愛いよね。

 

「コンスタンツェのプロポース」
コンスタンツェの自己紹介ソング。守ってあげるわねってほんと可愛い。これで立ち位置がわかる笑。
コンスの曲はどれも可愛いんですよね。

 

「言葉の媚薬」
曲調が怪しげでダポンテの悪い顔が映える。
欲望丸出しでしたたかに、曲の盛り上がりと共に自信満々にのし上がってくダポンテにゾクゾクする。

羽根ペンで人々を操り真っ赤な照明の中「踊れ踊れ踊れ」とまやかしの様な虚像みを感じるのところも、ダポンテという人物を象徴してる様に感じる。
最初のスタオベ曲ですよね、ほんと最高。

 

「ヴィヴァ、イタリア!」
サリエリ様オンステージ!\(^o^)/ファンサが飛んでくるよ。
弟に叱られてめちゃめちゃわかりやすく落ち込んでる陛下が可愛い。最後のお言葉はグッとくるよね。
モーツァルトの曲を「美しい」と言うのもなんか良いなぁ。

例の「すべての指を〜」
初日の観劇後フォロワーさんと皆で早速真似してました笑。
バッチも新しい感じの役ですか?
中間管理職的なサリエリ、陛下の言動にズッコケたりあわあわしたり可愛い。
「君は何をしてきた?」でズバリ突いてくるサリエリカッコよくて、ホントもう仰る通りです。。

 

「共同作業は地獄の始まり」
「僕が何をしたんだよぅぅぅ」で一晩飲める。最高です。ありがとうございます。
ちょいちょい可愛いの挟んでくるの楽しいしどんどんダポンテのファンになってくよね。

やっと二人出会いましたね。
モーツァルトの歌をはぁ~ん?って聞いてるポンテ様の観察が楽しい。「ふぁっふぁっふぁっふぁっ!」って捌けてくサリエリ様。
「どこへ行けばいい」の歌声と「心の灯を消したまま」の仕草に萌えてます。

この後のフィガロの結婚をみんなに説明するところが大好きで、ダポンテの話しを聞いてると本当にワクワクしてくる。

海宝さんの歌が素晴らしいのは周知だけど、お芝居こそ本当に素晴らしいのよ。
物語への引き摺り込み方が半端ない。
このシーンも自分もガストハウスいるかのように引き込まれていく。

 

「恋とはどんなものかしら」
フィガロの結婚を二人で作り上げていくところは鳥肌シーン。
やり場のない思いを抱えていた二人。やっと自分の表現したいものが作れると喜びに溢れ、どんどんインスピレーションが湧きあがってくる様子がしびれるし胸がいっぱいになる。ダポンテはきっと初恋を思い出してるよね。

でも人前で自分が書いた恋の歌を読まれても平気なんて詩人ってすごいわね。

 

「あなたの詩を聞かせて」
回想部分の入り方とか演出好きだなぁと思う。少年ポンテのセリフを海宝さんが言うのもいい。
少しずつ過去が明かされることで、一見軽くてただの女好きに見えるダポンテの人物像に深みが出てくるし、観客が「秘密を知る」ことでどんどんダポンテとの心の距離が縮まっていく

 

「最高の相棒」
歌唱披露でも歌った歌。実際のお芝居の中で歌われると息が吹き込まれて何倍も素敵になるよね。
ちょっと踊るのもココですよね。海宝さんあまり踊る演目が無いので、オタクの心臓が小さく跳ねる。

上演を皇帝にお願いするシーンで、こんなに素晴らしい演目なんですと説明するダポンテの熱に引き込まれる。
野心だけじゃないものがダポンテの中にもきっとあるし、こんな風に表現してもらえるモーツァルトも幸せだよね。

お披露目を二人でじりじりと見守る時、嵐のような拍手を浴びた時の二人の表情がたまらない。

 

2幕

「ようこそウィーンへ」
周囲に愛を振りまくダポンテ様から始まる2幕。ダポンテ様楽しそ。投げキッスしたり好き放題よね。
「指は大丈夫ですか?」が来るともうワクワクが止まらない。
あとモーツァルトをチョイチョイって呼ぶとこも好き。ちょっとした仕草に萌える。

 

「恋に落ちたダ・ポンテ」
フェラレーゼとの出会いのシーンの演出が好きなんですよね。
有無を言わせず一撃で仕留める感。
「あなたのためにつくりました」のイケボと間が素晴らしい。観客が楽しみにしてる笑いのシーンをきっちり決めてくれる海宝さん大好きです(告白)
ダポンテがフェラレーゼに子供の頃出会った少女の話をするところのセリフも素敵なんですよね。ほんと詩人だわ。

 

「ただ一つ 信じるもの」
信心深いオルソラ。
「あなたに出会いたくなかった」と言われ心に傷を負ったダポンテだけどそれはオルソラの本心じゃなかったと思いたいし、
ついモーツァルトに同じ言葉を投げつけてしまったダポンテが「あの時のオルソラの言葉も本心じゃなかったのかも」と感じてくれたらいいなと思った。

 

「この静かな夜に」REP.
ここは勝手にダポンテの過去を思い(自分が)メソメソ泣いてるとこですね。
歌詞が「今日も1人」になってるよ(泣)
ダポンテがあの強い承認欲求を持つようになった理由をぐちゃぐちゃ考えてロレンツォ(ToT)となってます。暑苦しいね。

 

「カタログの歌」
冒頭の裁判シーンでもカタログって出てきたけど、実際にダポンテの自伝的歌詞なんです?本当にすごい人だわ。ダポンテの回想録読んでないんですけど、読んだ友達が「女性の話ばかり」と言ってた笑

 

二人が作品を作り上げてくシーンは大好き。胸がいっぱいになる。ダポンテの歓喜の表情ほんと痺れます。

 

「僕の中のドン・ジョバンニ
この曲はめちゃくちゃカッコよくてオタクはぶちあがる。
モーツァルトの言葉で火が付き、自分に問いかけ覚醒してく様子は見ていて鳥肌ものだし、やっぱり場を一瞬で支配するあの歌声は説得力そのもので、ものすごい武器だと思う。

お芝居の中の歌は観客にそのシーンの意図することを伝えてこそで、海宝さんの歌の素晴らしさはそこにあると思う(強火)
本当に心の中でスタオベが止まらない。

もうこの演目自体が海宝さんの持つ能力をすべて味わえる「海宝直人のカタログ」だと思う。きっと代表作になると思うんですよね。。

 

モーツァルト家でコンスタンツェが旅に行くと荷造りをしてるシーン。男前なコンスタンツェにしびれる。
「お金なんてどこかにある。でも才能はあなたの中にしかない」と。
自分の才能を認め支え一緒に歩んでくれる人が側にいる幸せ。

 

「僕が拍手するんだ」
ここは私が号泣するところなんですけどね、
この曲歌唱披露で聴いたときから歌詞もメロディも好きだなと思ってたのだけど、こんなシーンで歌われるとは。こんなきれいな曲なのに別れの曲だなんて(泣)。「裏切者」というセリフが心に刺さる。

ダポンテの涙、別れの辛さだけじゃなくて、もしかしてダポンテもモーツァルトの様にただ純粋に音楽を楽しみたかっただけかもしれない、とも思った。
でも全て持っているモーツァルトには言えるけど、きっとこの時のダポンテには無理なんだな。
歌うモーツァルトも涙を溜めていくダポンテも辛くて見ていられない(大泣き)

 

「時代は変わった 君はもう終わった」
キラキラした「言葉の媚薬」と対照的に転がり落ちてく惨めな姿がめちゃくちゃつらい。
でもそれを指の隙間からきっちり見届けたいのもオタク。海宝さんのこういうボロボロになってくお芝居ホント痺れるのよ。

 

「レクイエム」
「裏切者」「負け犬」「こんなくそみたいな世界でも生き抜いて名を残してやる」
もう客席からは観てることしかできないからね、せめて一緒に泣いてる。

 

NY
ナンシーとオルソラの二役は演出的にすごく効いてると思う。ここに行き着いたのがストンと腑に落ちる。
何度観ても、「わからない、、」と子供のように声をあげて泣き出すダポンテを見てダポンテへの思いが溢れてきてしまう。
それはあの法廷の場面から海宝さんが丁寧にダポンテという人物を積み上げてきたからですよね。
ダポンテの過去とその生き様に触れて、見ている側も心を持っていかれる。

 

コジ・ファン・トゥッテ
2人の創作シーンが最後に再現されるのがエモすぎる。
老ポンテ姿のまま眼鏡を取るだけですぅっと若ポンテになるのすごいしその美しさにハッとする。
そしてモーツァルトが若いままなのがチクっと痛かったりする。

 

花火のような一瞬の煌めきでも心を照らし続ける。
いつもずっと一人で闘ってきたロレンツォがナンシーに出会い、笑顔で過ぎた日を思い出してるなんて最高のハッピーエンド。
ナンシーに向かって歌う「明るく澄んだまなざしで見れば」の歌い方めちゃめちゃ海宝さんなんですよね。ほんと好き。

 

「この静かな夜に」REP.
「君とふたり」になってる歌詞にまた号泣ですよ!
モーツァルトが「君は音楽」 ダポンテが「君は言葉」と歌うのもだしもうこのREP.の歌詞は全部やばいですね。
美しいファルセットにあの日々への想いが全てのっている気がする。
最後のロレンツォの笑顔がたまらなく嬉しい。

 

 

女好きのペテン師が枕詞のキャラクターは初めてだと思うけど、心に澱やトラウマを抱える人物を演じるのは本当にピカイチだなと思う。
女好きも海宝さんが演じると品がにじみ出るし、ずる賢さも愛嬌に見えるし、あの剥き出しの野心も情熱に感じ応援したくなる不思議。
そういえば1年ほど前も「クリスは悪くない!!!」って叫んでたなあ。。

 

親子のこと、仕事、夢、出会いと別れ、ダポンテの人生を通して誰もがどこかのシーンで自分と重ねることが出来るお話だと思う。

毎回受け取るものが違って本当に一期一会。
2週間後にはまた色々変化してるかもしれない。
お休みが入るとガラッと変わったりする海宝さんなので笑。

 

プレビュー完走本当におめでとうございます。
東京本公演も楽しみにしています!\(^^)/
みんなも見てねー♡

 

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