haruru’s blog

海の宝のおはなし

王家の紋章 1幕

王家の呪いで毎日王家のことばかり考えているので
1幕振り返ってみました。
注:ネタバレしかありません。

プライドロック(違)からのファラオ登場
登場シーンは「THEファラオ」ではなくて、あぁ王になったのね、というフレッシュ感に溢れてる。
最初のイシスとオシリス、なおフィスは本当に結婚なんてどうでも良いと思ってそう。昔から兄弟姉妹間の結婚はあったし、それが良いならそうするし、アイシスもそうでしょ、くらい。
だからきっとアイシスが本当にメンフィスを愛してるなんて思ってない。
聖子さんアイシスはそのことを感じ取っていて、だから不安そうな表情が多いのかな?と思ったり。
まー様アイシスは「私と結婚するわよね」と思ってる多分。

「今日の私に」が好き。
誰もいなくなったのを確認するように周囲を見回し一息ついてから歌い出す。
その数秒から、戴冠式を終えた安堵感や王になった高揚感を鎮めてるのかな?とか色んな事が伝わってくる。
このソロ曲は海宝くんの作るメンフィスそのものだなあと思いながら聴いてる。
少年王のキラキラした感じや王になる決意が溢れていて、歌い方がどんどんエモくなっていったのも好き。
好きな海宝さんの中低音も楽しめる。本当に歌が上手い。

「まて、そこの娘」の流れは凄く溌剌としていて、少年みを感じる。キャロルの扱い方も乱暴で、後半との違いをすごく感じるところ。
海宝さんのお芝居の好きなところは「ちゃんとキャラのゴールが見えていてそこに向かって少しずつ積み上げていく」ところ。だからちょっとした視線とか動きとか表情とか声色の移り変わりを辿っていくのがとても楽しい。

ライアン兄さんは場面転換という大事な役割を担ってるんですね。
王家の演出で好きなところは、暗転がほとんど無いところ。
舞台の上と下、上手と下手で違う場面を展開しながら次のシーンに繋げて行くので、集中力が途切れなくて物語に入り込みやすい。

「ファラオとして」は今までに無いくらい終始全力発声で歌い切りますよね。
最初聞いた時はコチラもとても力が入ってしまって疲れました笑。
でもこの曲もどんどん進化していったんですよね。動きがどんどん大きくなって、キメポーズって言うんですか?より魅せる歌い方になっていって、コレはもうアイシスミタムンと一緒にキャー となるのが正しい見方。
最後も「絶対の支配ぅをう!! 」な感じでノリノリです。再演時の為に指笛をマスターしたい(どうか指笛が出来る状況になっていますように )

「姉上、どうです」の時すでに不安そうなのが聖子アイシス。それともアイシスの素が不安顔?(不安顔?)メンフィスへのボディタッチは多分2人とも少なめ。
基本的にガード固いですよね、なおフィス笑
後ろの玉座に座ったメンフィスの表情が良い。獲物を見る目。悪そうな顔してる笑
「私の足に接吻しろ」は毎回言い方が違った気がするけど、薄ら笑いを浮かべることが多かったかな。傍若無人な感じ。
ここら辺まではキャロルに興味はあるけど、まだ面白がっている感じ。

キャロルにビンタをされた後、最初の頃は額に「 」が付いてたけど今は「なんだこの娘は」と俄然興味を持った感じ。鋭く観察する様な視線が「有能な王」という感じで素敵♡
そもそもメンフィスめっちゃ有能な王だと思うのに、そういう描写が少ないんですよね。後はイムさんとの鉄剣のやり取りぐらいで。物足りないです笑。

メンフィスが叩かれた後まー様アイシスは「まぁなんてこと!」とヨロケて侍女に支えられる。
なんかもう可愛すぎて笑。
感情の全てが全力でメンフィスに向かっていて、原作とはちょっと違う感じだけど私はとても好きです♡笑

「定められた処罰だ」も少しずつ変わってますよね。
最初は「何を言ってるんだコイツは!」とイラつく感じだったのが、後半は何の感情も無く「ラーメンは豚骨だろ?」みたいに当たり前の事だろ?という感じに。
この辺りからキャロルへの対応が奴隷から人へと少し変わった気がする。

イムホテップ帰還シーンはいろいろ目が足りない。
各国の使者は動きがツボだし、カプター大神官はめっちゃ貢物に食いついてるし、ルカは上から眺めて時折心のこもってないお辞儀をしてるし、キャロルは可愛いし。
イムさんとのエアハグで空振って「なんだ笑」となるメンフィスも可愛い。
ここでのまーシスと直フィスが醸し出す雰囲気がとても良い。2人で力を合わせて国を守ってきた絆をとても感じる。

沙也加ロルはもうこの辺りでナフテラともすこし仲良くなってる感じがして、コミュ力の高さを感じる。適応力が高いのか?
ぷいぷいは間違いなく沙也加ロルの方が強い。「何見てんのよ!」と言ってる(言ってない)
晴香ロルはイムさんを見上げる時から口開いてる感じ。オタク心がムクムク沸いてるのが可愛い。沙也加ロルよりもオタク度は上だと思う。ぷいぷいは「目を逸らしとこ」みたいなのもあるし「戸惑い」を感じる。
ぷいぷいはキャロルの出方によって毎回なおフィスの対応も変わるので楽しいし、らぶの芽が育っていく様子が大好きなので、この辺からメンキャロカップルの観察が俄然楽しくなってきます笑

沙也加ロルは全編通してホーム感が強いですよね。どう見ても絶対アウェイなのに笑
もの凄い才能だと思います。

地下牢に連れてかれる時、沙也加ロルは「またやっちゃった」感が強くてちょっとションボリしてるんですよね。こういう所がまた可愛くて人たらし的。
晴香ロルはまだ警戒していて、でも不安からナフテラの手をつい握って「ハッ」と離したり。なので、割とメンフィスに心を開いていく過程がわかりやすい。

地下牢を出るときにナフテラが「王も気にしておられる」と歌うんですけど、原作では本当に「なぜ自分に従わない」と苦しんでるんですよねー。そのシーン欲しかったです。苦悩させると最高なんですよ海宝さん(←鬼)

ここでウナス君登場。
ウナス君の何が良いって国民の弟感ですよね。どのシーンも可愛い。特にテーベと、ヒッタイトの地下牢でキャロルが鍵を盗むシーンであわあわしてるのと、「ウナスが牢の鍵を持ってるわ」の時の
「イェイ\(^o^)(どや)」

「其奴の舌を切り腕を切り落とせ」も、キレて言うわけではなく「言わぬならもう用はない」風で、この時代の一般人の扱われ方がフィーチャーされててメンフィスの言動を裏付け王の在り方みたいなのを感じるところ。
あと「お前の言うことはわからぬ!」が好きです。
ちゃんと人としてキャロルに向き合ってる感じがする。
その後の「泣くな」「何処にも行かせん」は1幕ハイライト。大好き。
思わず抱きしめてしまった事に動揺して捌けてくところは脳内再生回数一位です。台詞も表情も最高です。

アイシスvsミタムン
ここの聖子アイシスが大大大好き。
vsと書いたけどもう大人と子供の対決で、なんなら凄みと歌でやっつけられるんじゃないかな?
「死の翼に連れ去られて」で最高に「フゥーーーーっ!!」となる。
まー様アイシスはミタムンが「妃となるやも知れぬ」で「まあ、何言っちゃってんの」風に笑うのが最高。

賊からキャロルを守った後キャロルと目が合うあの数秒でいつもブチ上がるんですよね。
なんだろ、海宝さんの静のお芝居が好きなんだと思う。
目や表情ちょっとした動きや間で色んな想いを表現してそれがコチラにちゃんと届くところが素晴らしい。
「大事ない」も良いですよねぇ♡ここのシーンは最初から最後まで大好きです。
その後の蠍シーンはひたすら寝顔鑑賞会です。変態でも何でも良いです。顔が良いんです。長い長いと思っていたキャロルの歌もあっという間に終わります。オススメです。

蠍シーンはオロオロするナフテラ、ミヌーエ、ウナスの3人の存在が有難いシーンでもあります。いつもメンフィスを優しく見守り支えてくれてありがとう(誰?)

キャロルの看病から目覚める時のお芝居がまた好き。割とガバっと起きて、何だ?と状況把握する(有能♡)膝に巻かれた布を見てキャロルを探そうとしたら側に寝ているキャロルを見つける。
その時点でキャロルに堕ちまくってるのがもうとても良い。
その後の歌声が同じ人かと思うほど甘さの極みで、いや、そんなん無理です。徐々に2人の心と物理的な距離が縮まるのも素敵。

2幕が大好きなんですけど、やっぱり1幕で描かれるメンキャロカップルがあってこそなので、1幕も大好きです。
1幕終わりの横顔が素敵なんですよ♡
初日付近は少年みが強かったメンフィスがどんどん猛々しくロイヤル感が増していくのが素晴らしかった。
そして、⁡途中からメンフィスを自分のフィールドに持ち込んだなという印象を受けました。
お芝居と芝居歌でメンフィスを作り上げる+2.5の表現を取り入れることで王家の紋章の世界観にカチッとはまるようになって、俄然楽しくなってどんどんハマって行ったのを覚えています。
海宝君のメンフィスはとても原作に近い。
原作のメンフィスは気性は荒いけど理知的で、よく笑うし喜怒哀楽が表に出る人。
直情的で対人(ひと)では駆け引きとか無くて、真っ直ぐで熱くて冷酷な人。
そもそも原作のメンフィスは「ドS」というより「M」
キャロルに散々振り回されても「愛いやつ」なので笑。
キャロルは「無自覚ナチュラルS」
海宝メンフィスと沙也加ロルだ笑
でも好きなのは海×晴♡

2幕はほぼ海宝メンフィスのレポ。
とても暑くるしいです。
2幕まとめはこちら↓

https://haruruange.hatenablog.com/entry/2022/09/01/070756