haruru’s blog

海の宝のおはなし

ミス・サイゴン30th 記念公演 ①

東京公演千秋楽おめでとうございます 。
海宝直人氏のオタクが綴るミスサイゴン
ほぼ推ししか出てこない暑苦しい記録です。
その①
注:ネタバレしかありません

 

DREAMLAND
「ちょっと乗れない」の第一声からええ声
日を追うごとにイラつき虚無感が増してく推しクリス
「あの子は誰だ」の「Boy Meets Girl」感はピカイチで、流石マリウス役者。キムを見る目から既になんか漏れてます。
エンジニアにキムと手を繋がされた時も、他クリスは何となく手を離すのにそのまま離さず、何ならキムを見つめてダンスをリードするのめちゃめちゃトキメくんですが。

「名前はクリス」で小さくうんうんと頷くのが推しクリス。好き!笑
「好きよクリス」への反応も「もうこんな国もこんなこともウンザリだ」が詰まってる。
その後キムにポッケからゴソっと札を取り出し、数えることもしないでそのまま渡すのが何気に漢で萌えます。
キムがエンジニアにお金を巻き上げられた後、意外にすんなりキムについてくのも推しクリス。
「どのみちキムは誰かの相手をさせられる、だったら自分が、、、」でも、「だってboy meets girlなんだもん」でも何でも良いです。手を引かれるのがとても似合う推しです。

 

Why God Why?
クリスが抱える苦しみに触れクリスの奥行きが一気に広がる曲。
一曲の中にさまざまな感情の動きがあって、その一つ一つを見事に届けてくれる推し
歌が上手いのは今更だけど、「歌で語る」のお手本のような、心に語りかけてくる歌に、自嘲、諦め、虚無、怒り、色んな姿を見せながら、クリスという人物に色を差し深みを与えていく。
本当に推しの真骨頂。
物語を目指す方向に牽引していく彼の歌の力は本当に凄い。

曲後の「この金あげるよ」の『足りない?』が大好きすぎる。わざと素気なくしようとしてるかもしれないけど、残念、優しさが漏れ出てます。
推しの「嘘だろ」〜「女は逃げたくて嘘を」は、昔ドリームランドの女の子に嘘をつかれたことがあるんだろうなと思わせるソレで、多分合ってる。
というか、こんな少しの台詞のやり取りだけでも、クリスという人物の輪郭がなぞられていく表現力が凄すぎる。

 

Sun and Moon
おのだクリスは、キムとの道を自分で選び取った感じだけど、推しクリスはその光に縋った感じ。
いつかの屋比久キムとのこの曲は、私の宝物になりました。
一生大切にします。ありがとうございます。

 

The Telephone Song
この混乱した状況下でのこの電話、ジョンには同情します。
推しクリスの「あぁジョン」の『あぁ』が天才すぎて、天を仰ぎたくなる。
お花畑が過ぎるほど推しのギリギリ感が浮き出て、見てるコチラはキツくなる。
「ジョンこの電話は忘れろ」辺りから目がいっていて、この状況以上にクリスがヤバいことがわかる。

他クリスに比べて病み度が高い推しクリス。
なんかもうギリっギリの淵に立っていて、どんなにジョンが呆れた顔をしてようと「許してやれよ」という気持ちになる。

 

その②に続きます

https://haruruange.hatenablog.com/entry/2022/09/01/112630